メイプルストーリー回顧録

懐かしいと思って貰えれば

No.8 エリニア周辺

エリニアは個人的に全街の中で一番好き。
2000年台周辺の、懐かしさもあり、不気味さもあり、そしてMMO独特の冒険している感ありという最高の雰囲気がある街。

ゲームにはよくある設定だが
巨大な樹木の上に街が建てられていて
妖精(NPCだが)がたくさん居て
ゲームだと滅茶苦茶強いであろう教授みたいな老人がトップ。

1990年台のSFC任天堂64あたりで出ていたRPG系やアクション系の
ゲームをやっていた層にとってはマジでドストライク。

そして何といってもBGMが最高。
いかにも”魔法の街”という感じ。
※実際は魔法の街感は全体回ると薄いのだが、ハインズの家と
    BGMだけ聞くとそう感じていた。

エリニア1

エリニア2

エリニア3


メイプルストーリーの正式サービスから半年ぐらいで実装された
オルビス行の船。
これはエリニアから出ていた。
多分今のメイプルでもそれは変わらないと思う。

ただし、当時は船に乗るのはかなり大変だった。
15分間隔の出航で、搭乗は5分前からで、出航1分前に搭乗終了。
搭乗口に居るNPCに話しかけるだけでは船に乗れないので
事前にチケットを購入する必要があるのだが
あまりにもギリギリだと、搭乗口に居るNPCに話しかけて
「あ、チケット買い忘れてた」と急いで買って搭乗しようとするも
間に合わず、なんてことが結構あった。

そして、船は待機者が結構多いので
船に乗る待機場所、船の船内・船外で当時は結構友達も出来たものだった。

船は乗ってる時間がそこそこ長いのだが
途中からランダムでクリムゾンバルログという当時としては場違いの
100LV帯のモンスターが船を襲ってくることがあった。

こいつはHP自体は大したことが無いので
魔法使いならば80LVぐらいから
戦士であれば命中率確保を前提にして100LVぐらいから
狩れるモンスターであった。
弓使いと盗賊は接触ダメージまではLVが高ければなんとかなったが
反撃の魔法で死ぬことが多いので、ほぼ倒すのは不可能であった。

クリムゾンバルログの最も厄介なところは
船の外に居て放置していると大体死ぬというところ。

船は搭乗手続きをしている期間では船の中に入ることが出来ない。
そして、船が飛行開始してから中に入ることが出来るのだが
搭乗手続きの期間からキャラを放置していると
自動的に船の外にキャラクターが居たまんまなのだ。
その際に、放置していると、クリムゾンバルログが出現した際
殺されてしまい、エリニアに戻される・・・といった仕様が非常に面倒であった。

モンスターカードが実装された際は
クリムゾンバルログのカードの入手難易度はかなり高かったと思われる。

こいつは忍耐ふっかけてくる極悪人。
エストクリア後もこいつに話しかければエリニアの忍耐の中には
入れる仕様を利用して
昔、ギルド内でルールを設定してかくれんぼをしたときに
ここに隠れて忍耐の頂上に登って隠れてたら見つからなかった。
シェインの忍耐クエストを進行させておかなければ
入れないマップなので、この手は後で禁止された。

当時ギルド内でやったかくれんぼのルールは下記
【基本ルール】
・鬼に人気度を上げられら見つかった判定とする
・鬼の数はあらかじめ決めておくものとし
 参加者に比例して鬼の数を増やすものとする
・隠れる時間は5分。
・捜索時間は鬼が探し始めてから10分。
 10分の間全員見つけられなければ逃走者側の勝ち。
・逃走範囲はビクトリアアイランドの範囲内の
 スリーピーウッドのアリの巣手前までとする。
 ※神殿に行かれると捜索範囲が滅茶苦茶増えるための措置
 ※フロリナビーチと海外マップはビクトリアアイランドに含まないものとする。
【禁止事項】
・鬼は探すコマンドの使用
・移動速度の補正(ヘイストなど)は許可するが
 テレポートやフラッシュジャンプ、猪・ドラゴンの飛行などの移動スキル使用
・ショップやフリーマーケットへの避難
・キノコ城やグルクエの待機マップへの移動
・いちご牛乳を使用してジパングを経由するのは
 ビクトリアアイランドから出たという判定となるためNG
・スピネルの世界旅行は色々と抜け道がありそうなので使用禁止
・テレポストーンの使用(逃走者側が使えれば面白そうではあるが、経済格差が出てしまうので泣く泣く禁止)

【許容事項】
・ギルドチャットでの情報共有
 逃走者側は嘘の情報流すのも良し、鬼側は煽って炙り出すのも良し
・複数人固まることや、鬼と重なることで
 人気度を上げにくくするようなムーブ
・回線次第なところはあるので短い時間のログアウトならば
 許容するものとするが、あまりにも長いログアウトは
 捕まった扱いするものとする

覚えている限りだとこんなところ。

シェイン

エリニアは、体が小さいNPCが店番をしているので
完全に被さって、自分が店番しているように見せることが出来た。

店番1

店番2


課金アイテムであるペットを蘇らせてくれるNPCなんかも居た。
ペットは有料アイテムなのだが、有効期限があり、期間満了で
表現は微妙なのだが死んでしまう。

そして、課金アイテムの生命の水をこのNPCに捧げると
復活するという措置が取られる。

こういった措置が必要であった理由は
新たに課金アイテムで同一のペットを購入したとしても
LVや親密度がリセットされてしまうからである。

生命の水で復活させない限り
最初から上げ直しになるのだ。

課金アイテムはメイプルID内で共有なので
ペットやサクチケなんかは育てているキャラにいちいち
移動しなければならないため、そこが当時は結構面倒であった。

ペット生き返らせ隊

憎きアルウェン
こいつは面倒なクエストばかり押し付けてきた。
ガラスの靴は当然として
こいつだったかは忘れたが、ゾンビルーパンのETCを最終的に1000個とか
要求してきたのもコイツだったか?
せっかく苦労して達成してきても、報酬がショボすぎて
どうやって痛めつけてやろうかと考えたものだ。

アルウェン

エリニアの南側。
すんごい広いマップ。

南側

自分の中での超有名マップ。
エリニアの樹の中のマップのBGMは自分の中で
メイプルのBGMとしては断トツの一番。

メイプルにハマったきっかけもこのマップの雰囲気とBGMに
あったのかもしれないというぐらい好きなマップ。

マップ内は、スルラが単沸きするので、非常に狩りやすい。
そして、スルラはジャンプしてほどなく下に落ちて行ってくれるので
丁度良いぐらい下側の位置で狩りをしていると
段々とスルラが落ちてきてくれるので、休みなくガンガン狩れて効率も良い。

スルラ自体も魔法使いが転職したての8LVで
ギリギリ狩れる範囲内であり、モンスターとしても弱いので
エネルギーボルトを1だけ振った状態でもザクザク狩れる。

魔法使いは15LV程度までは攻撃スキルにSPを振れないが
そこからはマジッククローに段々振れるようになる。
マジッククローに1でも振れたなら、スルラは溶けるように
狩れるようになるので、このマップは2段階レベルで効率が良くなる。

スルラは、利点として、ドロップにサーフボードがあるということ。
サーフボードは戦士の1次職時のメインウェポンになりがちな装備。
出るアイテムとしては0LV装備の空サフボと、8LV装備の青サフボ。
この2つは戦士のサブキャラ育成時にとても重宝する。
※あまりにもドロップするので途中から邪魔になるうえ
 サフボは店売り価格が1メルなので、最終的には厄介な不良在庫になるのが欠点。

スルラ風呂

スルラと同様に、エリニアの南側にはツノキノコと緑キノコが沸くマップがある。
だがコイツらはちょっと微妙。
18~20LV程度でカニクエが出来る前ぐらいなら丁度良いかも。
魔法使いは命中率を確保する必要が無いので
20LVから即効カニクエに行っても問題ない職業なので
ここでわざわざ狩りをすることがあまり無かった。

そして、魔法使い以外の職業は
わざわざここまで来ないかな・・・という印象。

キノコ風呂

エリニアの南は、初見殺しマップが存在する。
このマップの南も北も隠しポータルがあり
どちらもルーパンやゾンビルーパンが沸く狩場と接続している。
初心者が迷い込んだらゾンビルーパンの所までたどり着くまでにまず死ぬだろうが
問題はルーパン。
※カズアイはまだ易しい方

初見殺し分岐点

間違って迷い込んで
「なんだ猿か、雑魚かな?」と思って一発でも殴ろうものなら
超痛い反撃を喰らい死んで、何が起こったのか分からない状況に陥る。

初見殺し

ルーパンはともかく、ゾンビルーパンの方は
ヒールアタックが効くため、聖魔の良質な狩り対象。

特にゾンビルーパンが単沸きするマップは
聖魔を中心に当時のかなりの人気狩場であった。

ここの狩場で放置している人は
後から来た人が狩ったゾンビルーパンの巻き添えを喰らって
死ぬという不運に見舞われることが多かった。

ゾンビルーパン

こいつを見たことのある人は少ないかもしれないが
メロディという飛行系のモンスター。
この奥に魔法使いの3次転職時の次元の裂け目があるので
当時魔法使いを育てた経験のある人だけは知っているかもしれない。

ビクトリアアイランドのみの実装の時は
氷雷魔が火ドレの狩場を取れない時に若干使われていた。

というのも、氷雷魔のサンダーボルトと飛行系モンスターの相性が良すぎるのだ。
別にこいつは雷弱点ではないのだが、適当にサンダーボルトを撃っておけば
わらわら集まって来るので、接触狩りになるというデメリットを除けば
そこそこ効率が良いのだ。

ただ、時代とともにこいつはほとんど狩られなくなった。
何故なら、氷雷魔の3次転職でサンダーボルトの上位互換といえる
アイスストライクが実装されたから。
アイスストライクは敵を氷結させる範囲攻撃。

オルビス→エルナス実装時は
このスキルの優位性を氷雷魔は活かせるモンスターというのはあまり無かった。
※試練の洞窟時点のファイアブルは地形的にアイスストライクが有効に
 働かないことが割とあった。

しかし、本番はショーワの駐車場・武器庫実装。
氷雷魔に限らないことなのだが駐車場・武器庫は本気で狩りに特化した狩場であった。
駐車場であればD子が氷・雷弱点。
武器庫であれば火ブルが氷弱点。
これらのマップは本当に氷雷魔の遊び場のようなマップなのだ。
語ると長くなるので、ショーワの話は別枠でしよう。

メロディ

エリニアの北。
印象が薄い・・・。
一応、リプレと移動できる。
リプレの村長から種を購入しておくと、一瞬でリプレへ移動できる。

エリニアの北

リプレへ

なんかこんな場所もあったなぁと。
ビックバン以降のアップデートで追加された
メルセデスという英雄職の街とこの辺から接続されてたっけ?

また、画像にある不自然に生えている植物は
叩けばクエストアイテムをドロップしたりする。
こういうのを集めて来いという結構ダルいクエストが
ビクトリアアイランドは多めな気がする。

思い出マップ

ひたすら上に向かうと
多分最初は実装されていなかった落ちれる場所。
ここから落下すると、確かスリーピーウッドに移動出来たかも。

落下

100%書売ってくれるNPCも居たなぁ。
ただ、こいつの印象が薄いので、ロクな書を売っていなかったと思われる。

100書

北側で最も広いマップ。
単一マップとしてはメイプル史上でも
かなりの広さを誇るかもしれない。

エリニア北:すげー広い

超見つけづらいNPC
くっそ面倒なクエストを押し付けて来ること多かった印象。
ここまで来てホットドックとか持ってこいとか
どっかの街に居たNPCが探してるから連絡しておいてとか。

迷子

エリニア北で最も行きづらい場所に2次転職の教官が居たりする。
こいついっつもここに居るとしたら相当変人なのではないか。
※仕事で仕方なく居るのであれば失礼なので謝るが

教官

やはりエリニアの樹の中は雰囲気が良い。
サービス開始時はこのカズアイというモンスターは結構狩られていた。

エリニアのこのマップは滅茶苦茶沸きが悪く、地形も
狩りにあまり向いていないのだが、カズアイが出るというだけで
結構人気があった。

カズアイが人気だったのには当時の装備品事情がある。
ビクトリアアイランドしか実装されていない時代は
モンスターからのドロップ品で得られる装備品は、基本的に
「モンスターのLVより低い装備品」であることが基本であった。

そのため、例えばモンスターのLVが40程度であれば
~30LV程度までの装備しかドロップしなかった訳だ。
これは、個人的には割と鬼畜仕様に感じていた。

そんな中カズアイは、35LVのモンスターなのにも関わらず
当時のドロップ品の仕様に反し、35~40LVぐらいの戦士の装備をドロップした。

そのため、戦士はこぞってカズアイを狩っていたという訳である。
しかしこれも、オルビス・エルナス・ルディの実装で
装備品実装も増え、ルディでは35LVの装備なんかも揃えられるようになり
はたまたショーワなんかが実装されると、3次転職程度までの
装備であれば、小遣い程度のメルさえあれば標準的な火力で良いなら
そこまで苦労せず揃えられるようになったため、カズアイは一切無向きも
されない悲しいモンスターになってしまった。

カズアイ