メイプルストーリー回顧録

懐かしいと思って貰えれば

No.6 カニング周辺

カニングはゲームを初めたてだと、盗賊以外では
なかなか来るのに迷う位置にある。
かくいう自分も、ファーストキャラは戦士であったため
ペリオンから徒歩で移動して来て、初めてスラム街のような
BGMとともに「なんだここは」と思いつつ到着したら
本当にスラム街のような街だったという感想を抱いた。

ここから更に、地下鉄、ジパング、沼、後から追加だがカニングスクエア
など色々行ける場所が多いので、ゲーム知識が身に着いて来ていないと
分かりづらい街ではあった。

画像に出てるNPCのシュミは、財布無くしたとかなんとかで
忍耐をやって取ってこいとか言ってくる鬼畜。

しかし、地下鉄の忍耐はそれほど難易度は高くなく
忍耐クリア後に行けるボーナスステージのような場所が
昔は、という制限がつくが結構狩り効率が出たマップだったので
忍耐をクリアしてでも行く人は一定数居た。

そして、忍耐のクエストは比較的低LVから受託できる割に
報酬のEXPが良いという特徴があったので
本当にLV上げが辛い時代では、優良なNPCの1人という認識もあった。

雰囲気は出てる

 

また、カニングは交通網として最も利用されている街であった。
フリーマーケットの出入り口がある。
・街間移動のタクシーがある。
ジパングとの接続のNPCが居る。
・世界旅行のNPCが居る。
こんな交通の便が良い街は他に無い。

ジパングとの接続を担うNPCのペリーは
今のメイプルでも、何処にいるかは分からないが存在自体はしていた気がする。

ジパングに移動できることと、世界旅行が出来ることが
何故交通の便が良いのかについては、別枠で書こうかと思う。

ペリー

世界旅行

左がラケリースで右がゼイエム。
ゼイエムは中級者あたりになってからはそこそこお世話になるNPC
何故かというと、軍手を作ってくれるから。

メイプルの手袋装備は、昔はかなりステータス補正が渋かったので
高LVの手袋装備は、ただ防御力が高いというメリットがあるだけであり
防御力は狩りにおいてほぼ意味を成さないステータスであったため
10LVから装備できる軍手を大量生産して
リスクの高い強化を繰り返して、ステータス補正の高い強い軍手を
作り上げた方が結果的に装備として強くなる。
そのため、このNPCには私もお世話になった記憶がある。

また、後続のアップデートで
色付きの軍手が有料のガシャポンなどで手に入るようになり
強化可能な限界回数が高かったり(茶軍手)
元々攻撃力に補正がかかってたり(桃軍手)
といった軍手が登場して、かなり高値でフリーマーケットで取引されていた。

だが、それもビッグバンアップデート後は
高LV帯で強い手袋装備が手に入りやすくなったり
強化方法が複雑になったりしたことで、この軍手の文化が廃れた。

また、左のラケリース
当時メイプルストーリーの治安を如実に表していた
カニンググループクエストの担当NPC

カニンググループクエストは、事前知識無しで挑むと結構難しい。
チャット欄から明らかに小学生のような言動のプレイヤーが
エストに必要な情報である戦士の転職に必要なSTR値
なんかを理解出来ていたのを見ると、小学生でPC使いこなして
しかもそこそこ調べないと分からないことまで分かるのか
と当時は感心まではしなかったが、ちょいスゲーなぐらいは感じた。

人が集まらないので、クエストをやっている画像などは無し。
機会があれば別枠で紹介する。

ケリースとゼイエム

そういやこんなやつ居たなぁと。
2次転職するときに、各職業の偉い人に、こいつに会いに行けと言われて
行ってみると、別マップに飛ばされて、狩っても経験値が1も上がらない
モンスターから、渋いドロップ率でドロップする黒い玉を30個集めろ
というクエストをやらないとダメだった。
これがなかなかダルかった記憶がある。

転職監督官

カニング周辺は全体的に地形が狩り向きではないので
あまり狩場として使用している人は少ない。
ただし、街を出てすぐの工事現場の屋上みたいな場所に
隠しポータルがあり、そこから行けるマップだけは
そこそこ狩りやるかった記憶がある。
転職したての盗賊が、誰かしら狩ってる程度の人気はあった。

隠しポータル入り口

隠し狩場

こっちは沼方面。
奥まで行けばスリーピーウッドと接続されている。
ここで沸くアリゲイターは32LVのモンスターなので
本来であれば2次転職後に狩るのに適するモンスターなのだが
マップ構成が梯子だらけで、かつ処理がしづらいJr.ネッキという
モンスターも同時に沸くので、狩り効率は悪かった。
そのため、あまり狩場として使用している人は見かけなかった。

アリゲイター

沼には、どこかのアップデートで追加された
100%強化書を売ってくれるNPCのトルカスが居た。
昔はフリーマーケットで強化書は購入できたとはいえ
ゲームを初めたての人間からすると手が出ないものだった。

そんな中、強化の効果は低いものの
100%の確率で強化が出来る強化書を販売してくれる
このNPCは育成時に非常に重宝した。
この系統のNPCは何人か存在し、各人異なる強化書を販売しているので
買いに行くのが面倒で、買いだめなんかも当時は行っていた。

トルカス

たまたま居たので狩ったエリアボスのダイル。
別段強いモンスターでもなく、良いドロップも無い。

ダイル

昔のメイプルに顕著なのが
こういった一見入れなさそうで、実は入れるといった隠しポータル。
一定の条件を満たした状態で家の中のゴミ箱のようなものを漁ると
エストが受託出来たりする。

人が誰も居ない隠れ家的な場所だったので
よく友達と集会場にしていた記憶がある。

謎の家

家の中

奥の方に行くと、52LVのモンスターであるクロコが居る。
こいつはアリゲイターと異なり、52LVだけあって接触ダメージが高い。
スリーピーウッドに徒歩で行こうとしたときなど
アリゲイターのノリで攻撃をして、手痛い反撃をされて死んだこともあった。

クロコの狩場は地形的にそんなに悪くないので
一見狩りに向いてそうなのだが、問題なのはアリゲイターと同様に
Jr.ネッキの処理が面倒であること。
弓使いや盗賊ならまだ狩れるが、戦士は向いていない。
魔法使いは狩れると言えば狩れるが、聖魔はヒールアタックが効くモンスター以外はほぼ狩り対象外であるし、氷雷魔・火毒魔はもっと狩りやすい場所はたくさんあったので、なかなか狩り対象になることが少ないモンスターであった。

クロコ

3次転職に必要な試験を受けるための次元の裂け目が
沼の分かりづらい場所にある。
そこにはルーパン・ゾンビルーパンが沸く。
ゾンビルーパン単体沸きだけだったら聖魔がここを
狩場に使った可能性があったが、ルーパンも沸くため
あまり使われなかった。

ルーパン

次元の裂け目

一方、こっちは地下鉄の入り口。
忍耐に行ったり、カニングスクエアに行きたいならこのNPCが担当。

地下鉄

地下鉄に行って最初に出てくるのはバブルスライム
見た目に反し、地味に強い。
1次転職してすぐ程度のLVだと結構MISSを連発する。
15~20LVでようやくそこそこ狩れるかな、という感じ。

バブルスライム

もう少し行くと珍しい飛行系モンスターのスティジが居る。
こいつはマジッククローをそこそこ上げた魔法使いにとって
かなり狩りやすかった。
というのも、このマップは段差が多いので
遠距離攻撃の中でも実弾がある弓や投なんかは
段差で攻撃がかきけされて当たらないことがあるという事情があった。

一方、魔法使いのマジッククローは無弾系攻撃なので
マップ×飛行系モンスターとかなり相性が良かった。
※ファーストキャラを魔法使いにした人にありがちな
 エネルギーボルト上げちゃった問題は合掌するしかないが。

15~25LV帯でカニクエで人があまり集まらない時間帯で
狩りをする場合、魔法使いの狩場選択肢のひとつにはここが
入っていたかなぁと。

スティジ

更に奥に進むと、Jr.レイス。
そして更に更に奥に行くとレイス。

聖魔のヒールアタックが効く数少ないモンスターであったため
エルナスの死んだ木の森のゾンビが実装されるまでは
聖魔の超人気狩場であった。

また、ドロップアイテムに
・赤い鞭という、外見はネタ装備なのにも関わらず
 移動速度に補正がかかる実用的な武器
・3次転職の試験に必要な闇クリスタルの原石
があったため、聖魔以外にもかなり狩られていたモンスターであった。

また、Jr.レイスやレイスのドロップETCは
エストで割と必要になるので、フリマで売ったらそこそこ売れる小遣い稼ぎ程度にはなった。

Jr.レイスが35LV
レイスが48LV
なので、聖魔からすると、ヒールアタックにちょっとずつ振れる
ようになってだんだん強くなる実感が沸きながらJr.レイスは狩れるし
レイスに至ってはビクトリアアイランドのみの実装のときは
こいつとゾンビルーパンしか狩場の選択肢が無かったため
かなり狩った人も多いのではと思う。
※2次転職までの実装の時代に聖魔でホーリーアローを
 上げて無理矢理高LVモンスターを狩る猛者は少ないながら居た。

Jr.レイス

レイス

ETC