メイプルストーリー回顧録

懐かしいと思って貰えれば

No.29 ショーワ

ぶっちゃけ初心者には危険。
ジパング⇒ショーワに向かうとまず居るのは親分。

まぁ、段差の下に下がらなければ別に実害は無いのだが
接触ダメージだけで3000ぐらい喰らう。
この3000というのは、弓使い、投であれば高LVであっても死亡するダメージ。魔法使いならマジックガードをかけていなければ死亡。斬もメルガードをしていないと死亡濃厚(高LVだとギリ耐えるかも)。
そのため、かなり強いモンスターなのだが
沸き方法が独特であったり、沸く際に無敵時間があり、かつこの無敵時間中は本当に無敵で、どんなに自キャラのHPが高くとも死亡するグリッチのようなギミックになってしまっているので、戦いづらいことこの上ない。

親分は子分たちを召喚してくるので、これ目当てで雑魚を大量に沸かせてから
一掃して経験値を稼ぐというやり方もあったのだが、昔のメイプルはどんなに攻撃性能の高い範囲攻撃でも、一度に6体のモンスターにしか当たらないという制約があったため、大量に沸かせたとして、そこまで効率の良い狩り方にはならなかった。
更に、親分の沸かせる子分達も上限があるようで、どこかのアップデートでその上限が更に下がったため、どんどん狩られないモンスターになっていった。

親分。

ショーワの裏通り地域は、幹部と子分の両方が沸いて非常に狩りづらい。
そして、幹部にも数種類、子分にも数種類居て
それぞれドロップするETCも違うという分かりづらい状況ウになっているので、ここで狩るとETCがすぐパンパンになって厄介という問題があった。

どこかのアップデートで裏通りの中でも子分だけが沸くマップが存在するようには改変はしてくれたものの、やっぱり複数の敵が沸くマップは狩りづらいよなぁという印象。

そして、幹部や子分全般に言えることだが、1メル売却の装備を頻繁にドロップしてくる。貧乏性の私は、1メルのアイテムだろうと売るのをためらうため、どんどん装備欄が圧迫されてしまうのだ。
そういうこともあって、必要でなければ狩りには来なかったマップだったなぁと。

子分

ショーワの街。
害悪NPCが多い印象。

警察。この人派出所勤務じゃないよね、多分。

ショーワの目玉は大きく分けて3つあると思っている。
まずはその1つ目の銭湯売店

タオルは装備LV20の全職装備可能な装備。
装備に必要なステータスキャップも無いので、基本的に全キャラ装備可能。
そして、特筆すべき点は2つで、移動速度が+10されることと、店売り装備でかつ強化アップグレード回数が10であること。
ビッグバン直前の時期は高LV装備の全身鎧や上下鎧の方を装備した方がメリットがあったが、それ以前までは基本的に100LVを超えるような鎧装備はドロップが渋すぎて市場に出回りづらかったので、猫も杓子もタオルを強化して使っていた実情があった。

また、いちご牛乳とフルーツ牛乳はメイプルの交通網を変えてしまったアイテム。
ショーワ実装まではビクトリアアイランド⇔オルビス間を移動するためには船に乗るか、課金アイテムのテレポストーン(しかも大陸間移動をする場合はちょっと高いバージョンが必要)を使うかのどちらかだったのだが、この牛乳は、何故か使うとジパングorショーワに大陸間の制約を無視して移動出来た。

特にルディブリアム実装後は、オルビス⇔ルディ間への移動時間も加わってしまっていたので、ここを省略出来るのはメイプルのプレイヤーの利便性をかなり向上させた。

まあ、仕様ミスな気がするが、直すと滅茶苦茶批判来そうだからあえて直さんかったような気がしないでもない。

タオル!いちご牛乳!フルーツ牛乳

ショーワ目玉の2つ目。
武器屋。

店売りでそこそこ強い武器を売ってくれる。
使えるアイテムを紹介。

1.黄金錫杖
必要LV50の魔法使い用装備。
当時としては結構高額な装備だが、購入価値はある。
装備のLUK要求値が40なので+36の補正を稼げさえすれば素LUK4で装備可能。
そのため、当時では「INT極振り」と言われていた育成方法に適した装備。
なお、INT極振りは、錫杖魔、傘魔、毒キノコ・椎茸魔、メイプル武器魔と流派がそれぞれ存在したが、詳しくないのでここは割愛。

ともかくとして、ずっとこの黄金錫杖を使い続けるという
育成に大活躍したことと、やっぱビジュアルが当時の装備のラインアップではかなりカッコイイこともメリット。
ただ、振り速度が遅いので、氷雷魔や火毒魔では若干微妙なので
ヒールアタック中心に狩る聖魔にかなり人気だった印象。

2.武蔵
必要LV55の短剣装備。
必要STRが30。
盗賊は基本的にLUKを上げて、DEXをなるべく振らないという育成なのだが
何故か武蔵はSTR30が要求値なので、なかなかこの補正を得るのが大変で、人気はそこまで高くなかった印象。
55LV装備というのが微妙である原因で、周辺のLV帯の短剣装備で
ペットボトル、扇子、メイプル武器、シンギター、劉家之剣、ゲッタ、うちわ
あたりまで、色々選択肢が多すぎたため、わざわざSTRを補正しなきゃらなない装備が必要になる武蔵を使うこだわりが必要なかったことが人気がそこまで出なかった原因。

ただ、個人的には斬であったら短剣とか脇差っぽい武器がカッコイイと考えていたため、劉家之剣がどうしても手に入らなかったため、自分が斬を育成していたときは事前に育成していた戦士のSTR補正装備をはぎとって武蔵賊を育成した。
(斬は100LVぐらいで3次の主要スキル使えるようになったところで満足して飽きて辞めた)

3.ピコハン
移動速度に補正がかかる装備。
昔のメイプルは何も補正をかけないと移動速度がクッソ遅いので
これは通常移動時にも重宝した。

4.魚の銛
命中率補正がかかる武器。
特に低LVの戦士に心強い装備。
これを装備しておけば、適正レベルのモンスターなら大体命中率が足りる。
1次戦士は大体これ装備しておけばなんとかなる印象。

Jr.ブギなんかは命中丸薬を飲んだ上でパンプキンスピアじゃないとダメかもしれない。

5.緑の筆
名前これであってたか分からん。
戦士or魔法使い装備で、どっちも使える。
ただ、振りが遅いので戦士装備としては微妙。
魔法使い装備としても、振りが遅いので2次転職したてのマジッククローで
まだ狩らなきゃならない状況ではちょっと使いづらい。
ただ、他に装備が用意出来ない時は、ここで確実に売っているので心強いといった感じ。

6.他
・竹刀、金属バッド、木製バッド
ネタ装備だが、ビジュアルが面白い。適正レベルならギリ使えんこともない。

・レンガ
これも完全にネタ装備だが
アバターを調整してそれっぽい見た目にするとオツだった。

武器屋

ショーワの目玉の3つ目。
アジト。

ここはJMSメイプルのプレイ人口が最も多かった時代に
最も使われた狩場なんじゃないか?ぐらいの地域。
リプレが実装されてからは人気が下がったが、それでも狩場の選択肢としては無いわけではないぐらいの人気はあったので、非常に息の長い高LV狩場であったと思われる。

アジト

害悪NPC達。

ツーリ。集めづらいETCばかり要求してくる糞野郎。

うみい。糞詐欺師。

ドラン。こいつだっけ、無茶なレアモンスター討伐しろと言ってくるやつ。確かテンとか。

駐車場。
なんといってもD子の経験値が異次元。
70LV帯のモンスターというと、少し上だがイエペペとかになるが
そいつらと比べると、確かに攻撃力は痛く同じぐらいではあるが
倒しやすさが段違いでD子の方が楽。
そして、マップが平坦で沸きも良く、街からのアクセス性も良い。
となると人気にならない訳が無いマップ。

70~120LVぐらいまでの幅広いLV帯で狩場として運用可能。
幹部Bが邪魔だが、D子は基本的に足場に乗って来ないのでカモ。

ビックバン前のメイプルプレイヤーで
多分ここでLV上げしてないって人はあんまり居ないんじゃないかな。

範囲攻撃スキル持ってる職だと基本的にスキルぶっぱだけで
LV上がるので、ある意味当時キツかった3次転職後すぐのLV上げを
若干ヌルゲーにした犯人でもある。

D子

火狸金融。こっちは人気はあったといえばあったが、あくまでも駐車場取れない人の避難所的な場所。

応接間。
なんといっても姉御。
姉御の経験値は異次元で、強さも異次元。
姉御のドロップアイテムはBGを沸かせるのに必要というのもあり
高LVランカーがここに常に巡回してきていた。

姉御戦は本当に色んな人が居たなーという印象。
タゲを滅茶苦茶にして来た人全員殺すマンとか、ポータルの近くに姉御を移動させて武器庫に来た人も全員殺すマンとか、うまくKBで姉御を押し込めても、邪魔するためにわざと雑魚を狩って姉御の近くに沸かせてKBを崩壊させてPKしたりと。

特に拳やアランが実装されてからは、スキルで姉御を「押す」ということができるようになってしまったため、PK上位者の楽園になった。
ビックバン後はその強さの影も無くなってしまい
今はそこそこ強いだけのモブに落ち着いてしまって、割と面白くないと感じている。

なお、画像は応接間だが、残念ながら姉御は沸いていなかった。

応接間

武器庫。
当時は試練の洞窟にしか沸かなかったファイアブルが鬼沸きする。
そそいて、この戦車に乗ってれば場合によるがファイアブルの反撃が大体当たらない。

リプレが実装されるまではここが最高効率の狩場であったため
ランカーが常時居た印象がある。

武器庫。

武器庫の先はBG・親分マップである。
BGは、ビッグバン前で言うと、かなり強い。
ソロだとかなり厳しい感じはする。
自分はBGを倒せるレベルまで育てたキャラは拳だけだが
拳でBG・親分を相手にしていたときの戦い方は下記。

スナッチとエナジオーブ以外はMAX、つまり170LV代後半。
(当時だと厳しかったが、メイプルヒーロー30はなんとか揃えられたのでMAX)
雑魚の沸き調整のためにスナッチはちょっとだけ使った。

戦闘開始前に、雑魚敵がノイズになるので、なるべく左側に沸かせるような掃除を行っておく。そのうえで姉御の櫛を所定の位置にに投げて戦闘開始。

まずはBGA戦。
BGAは近づくと気絶パンチをしてくるため
基本的にスーパートランスフォームからのデモリションで攻撃。
スーパートランスフォームが切れたらなんとかドラゴンストライクだけで押し直すが
限界があるので、雑魚にわざと当たって気絶パンチの回避行動を取りつつ時間稼ぎをする。なお、この時間稼ぎ行動のときに一気にマップ左に行ってしまうと戦況が崩壊するため、なるべく気絶パンチの当たらないギリギリの範囲を見極めながら退行しつつ、ドラゴンストライクでKBを稼ぐ。
火力があればるほどこの繰り返し回数が少なくなるので、強化は結構しておいた方が良い。
BGAはパターンさえ覚えれば後は雑魚敵の不確定要素だけという印象。

BGBは拳にとってはそんなに怖くないが
銃撃が割とHPが減ってたら死ぬぐらいのダメージが来るので油断は出来ない。
また、MP1攻撃をしてくるので、攻撃スキルでKBさせようとしてもMP足りない結果スキルが発動しないという状況になることもあるので、こいつを倒そうとするならペットの自動アイテム使用でエリクサーか何かは入れておきたいところ。
BGAと比べると拳にとってはそこまで強くない印象。
ただし、準備がイマイチだとMP回復薬切れになるので注意。

BGを倒すと大親分だが、こいつはBGAに比べると弱い気がする。
ただし、HP1MP1攻撃を連発してきて厄介という印象。
HP1を喰らった後不意に雑魚と接触すると死ぬので、雑魚の沸き調整が重要になる。
また、HP1MP1は思ったよりも頻繁に使ってくるので途中で回復薬切れの懸念も出るので注意。
BGA・BGBまで倒した人ならやらないと思うが、間違っても接触しないこと。
まず間違いなく死ぬ。

大親分を倒すと、アジトの屋上に出られる。
初めて倒したときは、長編RPGを倒したときぐらいの感慨があった。


なお、BGについてだが、過去に投のシャドーウェーブというスキルで何故か倒せてしまうというバグがあり、それでLV上げを行ってしまったプレイヤーのキャラが結構BANされていたことを覚えている。
各サーバーの投ランカーが数人居なくなってびっくりしたことが記憶にある。
こういうの見ると、故意は故意でダメなことなんだろうけど、BANじゃなくてキャラ特定のロールバックでよくね?とは思う。
まあ、規約に書いてるか書いてないかの問題なんだろうけど、いきなりBANはちょっとなぁとは思ってしまう。
これを即BANにしちゃうと、見に行っただけの人とか、本当か試した人もBAN対象ってことでしょ?・・・この話はやめておこう。